「戦略参謀」というコンサルビジネス小説がおすすめされていたので読んでみた
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ぼくにはいくつか定期的に読んでいるブログがあります。
その中にShinさんという方が書かれているブログ「Outward Matrix」があります。いろんな記事をたくさん書かれていて、どれも本当に読み応えがあって面白いなーと思ってるんですが、ある時「戦略参謀」というコンサル小説をお薦めされていました。
最近はビジネス書を読む時間もなかなか取れないのでどうしようか散々悩んだあげくKindle版を購入しました。これが素晴らしく面白かったので紹介させていただきたいと思います。
概要
著者の稲田将人氏は豊田自動織機に勤めた後、マッキンゼーアンドカンパニーに勤められたまさにエリートという経歴の方です。
なので、本書の中ではトヨタ生産方式のことにもちょこちょこ触れられています。
内容としては紳士服のしきがわという会社で働く主人公、高山が様々な壁にぶちあたるのですが、コンサルタントの安部野や上司の伊奈木にアドバイスをもらいながら乗り越えていくという話です。
著者自身がいろいろな会社を経験されているため、いろんなシチュエーションが「あるある!」となること間違いなしです。
会議を行う際、定刻通りに人が集まらないなど、親近感がとにかく沸いてくると思います。
ストーリで学べるので頭に入ってきやすい
最後のあとがきで著者の稲田氏が言われているのですが、この本は本当にボリュームがあります。
通常の2倍くらいの量だということです。なので、僕もなかなか読み切るには時間がかかりました。
それでもそんなボリュームを感じさせないくらい本当に物語として面白く、続きが早く読みたい衝動に常に駆られていました。
そんな風に楽しみながら読めるため、頭にも入ってきやすいと思います。
通常のビジネス書ももちろんためになるのですが、これから社会人になる方やキャリアアップを考えてる方には是非読んでみて頂きたいと思います。
人性善なれど性怠惰なり
「人性善なれど性怠惰なり」本書の中で何度も出てくる言葉です。大事な言葉なので何度も繰り返し出てくるのだと思います。
みなさんご存じの通り、人は生まれもって善人であるという「性善説」と生まれもって悪であるという「性悪説」という二つの説があります。
ぼくが今まで仕事をしてきて感じているのは、人は性悪である前提で仕事をするべきだということです。
期日を決めて任せれば上手くいくなんてことはほとんどなくて、都度の進捗確認はマストだし、フォローフォローフォローという感じです。
一方、当然性善の部分もあるわけで、それを感じることも少なからずありました。
なので、この「人性善なれど性怠惰なり」という言葉はしっくりきて、本当にそうだなと感じます。
読み物としても楽しめておすすめ!
という訳で、読み物として楽しく仕事についての勉強ができる本書は本当におすすめです。
ぼくはあらゆる隙間時間を駆使して完読しました。気になった方は是非一度目を通してみてください。
- 作者: 稲田将人
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以上