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【書評】マーケット感覚を身につけよう

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今回はちきりんさんの著書「マーケット感覚を身につけよう」を読んだので書評を書きたい
と思います。
ちきりんさんの事はブログで初めて知り、ブログを読んでいく中で考え方が面白いな〜と
思い、出された著作はほとんど全部読んでいます。
 
では、早速ですがいきたいと思います。
 

1.著者の「ちきりん」さんとは

 「ちきりんの日記」というブログを運営しているブロガー。お面をして、素顔を出さない
 ことで有名。
 某有名国立大学を卒業した後、大手外資系金融会社で勤務し、資本主義の最先端で仕事
 をされてきた方。
 今はその職場からは退いており、ゆるくのんびりやられている。
 

2. マーケット感覚とは

 まず、そもそもマーケット感覚とは何??という所なんですが、本著では具体例を
 用いて丁寧に説明されています。
 物事を考える時は、ロジカルシンキングという言葉が有名で「論理的に考える」 
 という事が基本にあると思います。
 
 ですが、論理的に考えるだけではなかなかたどり着けない答えがあったりします。
 そういった時に大事になるのが、実体験的な思考 = マーケット感覚 だと
 私は理解しました。
 
 実際に自分がそのサービスやモノを利用する場面を想像する事で、競合や改善点を
 考えだす。
 そんな思考プロセスや考え方を「マーケット感覚」と理解頂けると良いと思います。
 

3.マーケット感覚を身につけることでどんな利点があるのか?

 マーケット感覚を身につけることで以下のような利点があると考えられます
 
 ・論理的に考えるだけではなかなかたどり着けない答えにたどり着く事ができる
 ・社会でこれまでに構築されてきた仕組みや考え方に疑問を持ち、社会に流される
  ことなく、自分で考えて市場から必要とされる仕事を考えることができる
 

4.マーケット感覚を身につけるにはどうすれば良いのか?

 マーケット感覚を身につけるための方策として、「プライシング」を練習するの
 が良いと書かれています。
 「プライシング」とは、その名の通り自分でそのサービスやモノに値段をつける
 という事です。
 
 もちろん、日本ではそもそもその商品に値段がついているので、自分だったら
 このモノやサービスがいくらだったら買うかと考え、
 実際の値段をみて差分を確認するというイメージです。
 
 ちなみに日本では価格がついているのが一般的ですが、海外では値札がついて
 いない事が多いようです。
 僕も中国に行った時にそういった体験をしました。価格は交渉で決める
 という事です。
 
 こういった事を経験する事でもマーケット感覚を磨く事が出来るんですね。
 
 「相場」というのはあくまで他社が決めた指標でしかないので、自分なりの
 判断基準をもってプライシングが出来るように見る目を育んでいきたいと思いました。
 

5.最後に

 日本で生活してきていると、周りにあわせて生きる事が一般的になってしまう為、
 自分なりの価値判断をするという事がなかなかないように思います。
 そういった流れに惑わされず、自分なりの考えや判断基準を持つことの重要性を
 改めて感じました。
 
 日頃の生活をしていく中でそういった事を意識し、自分なりの判断基準を確立
 していきたいと思います。
 
 本書ももちろん面白いですし、ブログも面白いので興味持たれた方は是非
 読んでみて下さい!
  
マーケット感覚を身につけよう

マーケット感覚を身につけよう

 

 

◆ちきりんさんのブログ

d.hatena.ne.jp